Nキーロールオーバーとは何の事か分からん
キーボードにおけるNキーロールオーバーとは全キー同時押下が可能な事だと思ってました.
が,どうも違うらしい.
'N'とは何か(私見です)
ネットでいろいろ調べましたがNキーロールオーバーの'N'が何を意味するのかが分かりませんでした.私見ですが PS/2時代 と USB時代 で言葉の意味が変わっているような印象を受けました.
PS/2時代のNキーロールオーバー
全キー同時押下可能の意味.
たとえばAキーロールオーバー対応と言った場合,キーボードでA個のキーが押下されている状態で,A+1個目のキーが押下されたとき,A+1個目のキーを検出可能である機能. この時,既に検出状態にあるキーで押下検出が最も早かったキー情報が捨てられる(未押下状態となる).結果,PCはA個の押下状態を検出した状態となる(ところてん方式).
Aに変数の意味での'N'を使用した場合,Nはどんな値もとりうる,すなわち全キー同時押下検出可能なキーボードと言うことになる.USB時代のNキーロールオーバー
キーボードで何らかのキーを押下検出した状態から新たにキーを押下した場合,このキーを検出できる機能.つまりNに数値的な意味は無い.
PS/2時代で言うところの6キーロールオーバーに該当するキーボードをNキーロールオーバーとうたっていることが多いような・・・
自作キーボードは
先日自作したキーボード(中西Type1)では6キー分の送信用バッファを用意し,押下を検知した順にキーを追加していく方式をとっています.
なので7キー以上同時押下した状態では,ハードウェア的にスキャンが早い順に6つのキーがPCに送られます.
よって 6キー同時押下可能でロールオーバーの機能は有していない と言うことになります.